「病気になって休みたい」と思うほど会社が嫌だった私が実際に病気になって思ったこと

いや〜〜〜〜〜良くない考えですよね。

良くないとは分かっているんですけど、もう辛く苦しい現状から逃れるためには病気になるしかない。


休みたいなんて言えないし、休んだら終わりな感じもするし、休む理由❗️❓


病気なら休めるよね❗️❗️といった具合。


この傾向は10年くらい自分の中にあったかも。


ひどい病気になれば心配してくれる、風邪よりもひどい入院とかが必要な病気、、、

中学校の部活でパワハラ受けてたときは、今事故に合って入院できないかな❗️❓


とまで考えてたからね。異常だよね。

なぜ病気を求めていたのか

何かあって休むには理由が必要だと思っていたから。


代表的なのは病気だよね?そんな思いがありました。



そもそも皆勤賞を毎年連続で受賞するくらい、学校を休むことが無かったんです。


学校教育でも、みんなが元気に登校できることが素晴らしいこととされていて、クラス内皆勤賞もあったほど。


誰かが休むとクラス皆勤賞は無くなる。



そんな環境にずっといたのもあるし、


自分自身も風邪くらいで学校を休む意識もなく普通に登校していました。


いつしか、重篤な状態ではないと「休む」ことをしてはいけないという強迫観念が生まれました。


足を捻挫しても部活に出たり。

家でも疲れて寝ていると怒られたんです。


悲しい記憶です。


だから疲れても布団で横になってはいけない、怒られるから、そう思っていました。

社会人になった結果

休むことに超抵抗感を持っていた私は苦労します。


休むことが分からない。


無理するな、頑張りすぎるなが分からない。


結局苦しくても頑張ればできてしまう。

社会人になって一番多かった残業時間は月22時間。


一人暮らし。


毎日自炊。


拘束時間の長い会社に行って帰って寝るだけの日々。


不規則なシフト。


休日の午前中は平日の疲れで汚れた家の掃除で埋まり、唯一午後の数時間が自由時間。


こんな生活を2年近く続けていました。

休みたい、疲れた、でもできちゃうんだよな、


休んだらもう戻れない気がする、


今までも辛くても毎日大丈夫だったし、、


いっそ病気にでもなれば休めるのに、


2週間くらい休みたいな、、、

突然の体調不良から病気が判明

2022年の年末から年始にかけて体調を崩し、初めて会社に休みますと電話しました。

なぜ電話までできたのか振り返ると、今までとは違う自分の身体の違和感や痛みがありました。


朝、これから着替えて自転車に乗って通勤すると考えただけで無理だと思いました。


少し歩くだけで貧血ののような症状が出て気持ち悪かったです。



なかなか病院に行けず、ご飯も辛くて食べられない。


豆腐でさえ気持ち悪い。



今この休むという選択は、これからの人生で休みを取る練習かもしれない。


だから今のうちに休むのに慣れておこう。


そう言い聞かせました。

病気で休んで気づいたこと

何事もバランスが大事であること。


ただ何もせずダラダラする時間があって良いということでした。


本当によく言われることですが、健康が一番です。


メンタルがひっ迫してくると、


会社を辞めるかor死ぬか


という究極の選択肢か考えられなくなってしまいます。


でもその前に、1日の中に自分の時間がどれだけあるのか見直す必要があります。


たとえ8時間勤務だとしても、通勤や隙間時間に自分の好きなことに触れる時間が持てるなら良いのですが、


8時間働いて、仕事を持ち帰って、食事中も入浴時も頭の中は仕事のことでいっぱいなら、それを改めなければなりません。


リフレッシュのために旅行に行く、運動をする、遊びに出かける、資格の勉強をする、、、


自分の気持ちや行動を変えようとする姿勢は素晴らしく、プライベートで仕事以外の時間をどんどん増やしていくべきですが、


本当に心身が疲労してくるとそういうこともできなくなってしまいます。


そうなる前に、


何もしない休日、ダラダラとベットでスマホをいじるだけでもいいし、二度寝してもいい、ご飯を作らず宅配したり外食してもいいetc…


そんな時間を優先してスケジュールに組み込むべきでした。


私はそんな時間を過ごす自分が許せませんでした。


朝遅く起きたら、もう1日を無駄にした気分でした。


ビジネスでは無駄を減らすことを求められますが、プライベートにまで無駄を減らすことを持ち込まなくても良いんです。


自分も、無駄な時間を過ごしても良いんだと気づく時がくるべきです。


仕事100%の状態からプライベートの比率を少しずつ上げていく。


ちょっと頑張れないと思ったら、休む時間を増やして仕事は最低限にする。


日々の自分の変化に敏感になって初めてバランスをとることができます。


私は病気で休んではじめて、自分に休む許しを与えることができました。



病気になって休む時間はできたものの、入院してお金が減ったり、治療や手術の痛みがあったりしました。


まあ病気にならなければ体に負担をかけずに済んだわけですけど、でもそこまでの状態にならなければ自分は休むことができなかったんです。


実際に入院をして、完全に会社から離れられたので「会社を休んでいる罪悪感や焦り」を感じずに治療に専念できました。


健康であれば、金銭面や身体面で負担はなかっただろうなとは思います。


でも、病気が発覚する前から肉体的にも精神的にもストレスが多すぎて正常な判断ができなかったので、この経験は自分にとって転機となりました。


病気になって休みたいと思っていた私は、自分の体調の変化を感じとり「休む」判断ができるようになりました。







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です